函館写真協会HPご愛顧の皆様には心から御礼申し上げます。
さて、当函館写真協会は、所属団体及び個人会員の激減にともない、昨年度から存続対策を講じて参りました。そこで、本年度総会後、二度の臨時総会を開きその対策を集中的に討議してまいりましたが、今後の運営が困難な状況となることが明らかになり、7月11日、解散に至りました。
協会の歴史は、国内の写真発祥の地という歴史的地域の下、半世紀に亘る活動を展開して参りました。この間、写真芸術や写真文化に大きな貢献を果たして来たと、全会員が認識しているところでもあります。
時代はアナログからデジタル化への急速な進化がなされ、写真産業も大きな変化に至っております。かかる時代にあって、写真協会も殆どの会員が高齢化し、クラブの解散などを余儀なくされ、かっては400人余もの会員数を数えた時代もありました。しかし、現在は70人まで減少するに至りました。
昨今は、デジタルカメラとパソコンで作品を作ることができるようになり、暗室作業も不要になりました。このため、写真団体に所属するまでもなく、高額機器や操作技術の優劣により作品の良否を決めれるという時代になりました。高齢者の方々の中にも近代技術を駆使し、作品作りをしている方も多くなりましたが、フイルム写真との併用をしているカメラマンが多いのも今の時代の現実です。只、昔ながらの、1枚の傑作を創り上げると言う写真の醍醐味や深さが失われつつあることが残念でもあります。
私ども写真協会も、いち早くこれらの課題に取り組み、時代が要求する人材の育成を図るべきであったと思いますが、高齢化の先行や銀塩への固執も妨げになったものと思慮します。しかしながら、私たち会員は、半世紀にも及ぶ当協会の活動が、一定の使命を果たしたことは疑う余地はないとの認識をだれもが持っているところであります。いま、その総意の元に、新しい写真活動の未来を思考しつつ、これまでのアナログ時代の写真文化活動を構築してきた「函館写真協会」の歴史に幕を曳くことになりました。
向後、これら様々な課題を見極め、時代の要請に応じた、新しい思考による新しい組織の形成に委ねたい処であります。
皆々様の函館写真協会に対するこれまでのご交誼ご鞭撻に対し、衷心から御礼を申し上げる次第でございます。
なお、今後とも協会会員であった方々に対し、これまでと変わらぬご教示、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、僭越ながら解散の挨拶に代えさせて頂きます。これまでのご愛顧に重ねて御礼を申し上げます。本当に有難うございました。
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